中国の大学に留学したいけどおすすめはどこ?留学費用の相場はいくら?など、調べることがたくさんあって心配ですよね。そこで今回は、留学経験のある筆者がおすすめの大学や選ぶポイントなど、あなたの留学選びに役立つリアルな情報をご紹介します。
より正確な情報は、実際に体験にした声が一番参考になりますよね。ぜひ最後までチェックしてみてください。
中国おすすめ大学調査!費用など留学前に知るべき事!
1. 入試テストの時期はいつ?
本科生でない限り語学留学に入学試験はありません。本科生というのは、現地の中国人の大学生と一緒に言語を学ぶのではなく、学部ごとの専門的な授業を中国で受ける生徒のことを言います。この場合は、高い中国語のレベルを求められますし、学部ごとに試験の条件があります。語学留学から本科生に編入も可能です。
ですから語学留学の場合は、年に2回9月と3月の新学期が始まる前に、大学が提示した期間内に入学に必要な書類と入学費を払えばどなたでも入学可能です。ただ、入試テストがないからと何も勉強せずに行くとその後が大変です。
まず入学したその日にクラス分けの試験があります。ヒアリングと筆記と更に面接がある場合もあります。面接の時は簡単な質問をされ中国語のレベルを評価されます。
もし中国語力がゼロと評価されると外国の留学生と同じクラスになり、「漢字の意味とは?」の授業からすることになるので、日本人の私たちにとってはもったいない時間になります。ぜひ留学前に中国語を勉強して、効率よくキャンパスライフをスタートできるようにしてください。
中間期末テストは1学期中4回、9月始まりの場合11月、1月、4月、6月ですが学校によって多少違います。中国の学校は出欠席に厳しいので、出席が足りなかったりテストを受けなかったりするとビザを取り消されてしまう事もありますので、しっかり真摯に学ぶ姿勢は大切です。
2. 受験する条件は?
学歴条件は高卒以上。年齢の上限は60~65歳までという大学が多いと思います。ですが、実際には大学側の判断が大きく、場合によってはそれ以上の方でも受け入れているところもあります。
ビザの種類は半年なら短期留学180日以内のX2、1年なら長期留学180日以上のX1ビザになります。
3. 卒業までにかかる全費用は?
留学費用は一番気になる所ですね。留学期間や滞在都市、また実際受ける授業のカリキュラムなどでも大きく変わってきます。大まかな目安として入学料のみで大都市なら1学期で日本円で16万(9900元)ほどです。留学費用のほとんどは授業料の他に現地での生活費です。
また、大学出願料や教科書代など、思わぬところで出費があります。生活費も含めると大都市で日本円で50万(31,250元)ほどです。都市によってはこの金額の半分になります。
4. 選ぶ時のポイント
まず、場所を選ぶときのポイントは意外にも「食」が大切です。食にこだわりがないという方も実際中国で生活すると食べなれた食材が恋しくなります。マックやスタバを見てホッとするかもしれません。ですので初めての留学は日系スーパーや仏系カルフールなど日本食が手に入るスーパーがある所がいいと思います。
また、大学の選ぶポイントとしては、まずあなたが大学へ求める条件を箇条書きなどにして書き起こし明確にすることです。例えば「せっかく学ぶなら少人数がいい」という人と「少人数は緊張するので大勢がいい」という人、また「日本人が全くいないところは心細い」という人と「日本人がいないほうがいい」という人では条件が変わってきますよね。自分にとって理想の大学は何かをまず明確にしましょう。それを眺めながら、優先順位や妥協する点を見つけていくと、自ずと大学が決まってくるはずです。
それでは、次に筆者のおすすめ大学とその特徴をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください
5. おすすめ大学1:上海工程技術大学
学校の規模はさほど大きくないので、自分の実力にあったクラスを選ぶことができます。先生方も友好的で、とても親身になって話を聞いてくれます。授業数も週3から選べますので、負担も少なく学びやすい学校です。
中国の文化を学ぶ体験学習もあり、自分に合ったカリキュラムを作ることができます。日本語ができる先生もいらっしゃいますから、困ったことがあればすぐに相談できるので初めての留学なら心強いと思います。
・場所:上海市长宁区仙霞路350号
日本人が多い古北(グーベイ)地区という場所にあります。学校の目の前が銀行です。中国ではお金をおろすための銀行を探すのにも苦労します。目の前が銀行なら安心です。日本語で通じる病院もあります。また日本企業があるので日系スーパーも近くにありますし、日本食のお店もあり、欲しいものが手に入るとても便利な場所です。歩いて日本領事館に行けますのでビザ申請の時も便利です。
・何系の大学か:
自動車、機械工学などエンジニア系・こんな人におすすめ:
駐在員の方が多く暮らしている地域なので初めて生活するには安心な場所です。日本となるべく変わらない環境で自分のペースで学びたい方、少人数で学びたい方、シニアの方におすすめです。
6. おすすめ大学2:上海交通大学
こちらは中国でも古くからあるエリート校で有名です。江沢民全国家主席をはじめ政治家や学者の卒業生が多数います。週5日毎日授業があり、人数も人気の先生になると1クラス30人 程になります。欧米人をはじめ世界中の国から留学生が集まる国際的な学校です。ビジネス専門クラスもあり、しっかり学べる学校です。
・場所:上海市徐匯区華山路1954号
地下鉄10号線、交通大学前。繁華街もありとても便利な所にあります。買い物にも不自由しませんし、近くには旧フランス租界エリアがあり、大使館も多いエリアなので治安もよく、アジアにいながらヨーロッパを感じられる所です。・何系の大学か:
理工系・こんな人におすすめ:
クラスのほとんどが欧米人や他の様々な国の人たちです。国際的な交流に積極的に参加してみたい方や中国語の基礎がある方、しっかり学びたい方や学生の方におすすめです。
7. おすすめ大学3:中国海洋大学
観光地で有名な青島市内にある大学です。こちらの大学は古くから日本や観光の大学と交流を持っているので留学生の受け入れに慣れています。海が近く空気や治安も良いので住みやすい所です。
また、授業のカリキュラムも多く規模としては大都市の大学と同じ位ですが、費用は大都市に比べるとかなり抑えることができます。
・場所:山東省青島市嶗山区松嶺路238号
学校の周りは飲食店が多く、またバスで10分ほどで日系大型スーパーがあり不便がありません。・何系の大学か:
中国教育部の直轄で海洋地球科学、水産化学、数学科など・こんな人におすすめ:
中国の空気の汚染が気になる方。初めてなので安心した所で学びたいという方におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
中国に留学といってもどんな留学がしたいかはひとりひとり違いますよね。もしかしたらあなたも願いはあってもまだ漠然としているところがあるかもしれません。もしそうなら手始めに今回ご紹介した留学先の2つの都市、上海と青島がどんな都市か調べるといいでしょう。きっと「上海行ってみたいな」「青島いいかもしれない」と心が動かされるかも知れません。実際筆者もそうでした。
海外の留学経験はどんなに短い期間でもどんな場所でも、必ずあなたの財産になります。あなただけのオリジナル留学プランができるといいですね。
中国おすすめ大学調査!費用など留学前に知るべき事!
1. 入試テストの時期はいつ?
2. 受験する条件は?
3. 卒業までにかかる全費用は?
4. 選ぶ時のポイント
5. おすすめ大学1:上海工程技術大学
6. おすすめ大学2:上海交通大学
7. おすすめ大学3:中国海洋大学