中国のシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!

中国ビジネス

中国では街中にシェアサイクルが設置されていることをご存知でしょうか?2014年に始まったこの自転車レンタルサービスは、わずか数年で中国全土に広がり、今や中国の生活には欠かせない存在となりました。

そこで今回は、この中国シェアサイクルについて、人気のブランドや料金、注意事項などを詳しく解説いたします。

 

中国のシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!

 

1. 中国のシェアサイクル人気の3社とは?

かつてはいくつもの会社がひしめき合ってシェアサイクルを手がけていましたが、さまざまな理由で倒産したものも多く、今ではMobike、ofo、Hellobikeの3社が市場をほぼ独占している状態です。

それぞれに自転車の色分けがされていますが、Mobikeはオレンジ色、ofoは黄色、Hellobikeは青色です。

2. ofo社の始まりは北京大学構内用だった?!


中国でシェアサイクルの先陣を切ったのはこのうちのofo社でした。そもそもの始まりは北京大学の構内があまりにも広くて移動が大変な上に、自転車が荷物になって邪魔になる場面もあり、それならレンタル自転車を置けば良いではないかと大学構内用に置かれたのが始まりでした。

ところがこのシェアサイクルがあまりにも好評だったため、シェアサイクルはあっという間に中国全土へと広がっていったのです。その背景には、中国では自転車の盗難が深刻な状況にあったことが挙げられ、このシェアサイクルによって人々は自分の自転車が盗まれる心配をせずに街中を移動できるようになり、バスやタクシーよりも小回りが効く公共移動手段として爆発的に発展しました。

ちなみにofoという名前ですが、なぜこの名前になったのでしょうか?それはズバリ、見た目が自転車に見えるから、だそうです。なかなかユニークですよね。

3. シェアサイクルの料金がリーズナブル過ぎる!


さて気になる料金ですが、各社いくらかの差はあるものの、どこも良心的な価格設定がされていて、とてもリーズナブルです。

まずofoですが、デポジット99元(約1,600円)、使用料はなんと1時間1元(約16円)です。また新規ユーザー登録をした人には、特典として最初の5回は無料になります。そのほかにも、さまざまなキャンペーンがあり、実際ofoを愛用しているあるユーザーの方は、いつもほとんど無料で乗っているとのことです。

次にMobikeですが、こちらはデポジット299元(約5,000円)、使用料はMobikeという車両は30分1元、Mobike Lite車両は1時間1元となります。Hellobikeはデポジット199元(約3,200円)、使用料が30分1元ですが、「月卡/ユエカーlという定期を買えば、その月はどんなに乗る回数が多くても2時間までは無料という驚きのサービスがあるようです。

 

 

4. ofoとMobike、どちらがおすすめ?


これはなかなか意見が分かれるところであり、どちらがいいとは言いがたいのですが、参考までに実際のユーザーの方々の話を総合すると、Mobikeがやや優勢なようです。その大きな理由が乗り心地。Mobikeの自転車はシェアサイクル業界では一番いい、という評判もあるほど、生産コストの高い自転車を使っています。サドルの座り心地もofoより良いようです。

ただし、車体GPSや電子ロック、充電器などの機械を装着しているため、車体が重いというのも現実で、女性にとっては軽いofoのほうがいい、という意見もあります。

5. シェアサイクルを利用するにはまずスマホのアプリをインストール


ではシェアサイクルを利用するにはどうすればいいのでしょうか?まずは好きなシェアサイクル社のアプリをスマホにインストールします。

筆者はiPhoneを使用していますが、今回ご紹介した3社のアプリはApp Storeですべて入手できます。どの会社もユーザー登録は携帯の電話番号で簡単にすることができます。あとは支払いのためにクレジットカードの情報を入力すれば準備OKです。

ofoは乗るときに車両についているQRコードをスキャンし、表示される解錠コードを入力すれば鍵が開きます。

MobikeはQRコードをスキャンすればすぐに解錠されます。あとは自由にサイクリングを楽しめば良いわけです。

6. シェアサイクルに乗るときの注意事項は?

ここでシェアサイクルを使うときの注意事項を確認しておきましょう。

まず1つ目ですが、故障車両がちらほらあるようなので、解錠前に確かめます。とあるユーザーの方談ではofoには故障車両がやや多いとか…。

次に乗っているときの注意ですが、中国では自転車は右側走行が基本です。うっかり日本と同じように左側を走ると大変危険なので、気をつけてくださいね。また走行中に人を追い越すときなどは遠慮なくベルを鳴らして、自分がここにいる!ということを主張しましょう。日本より人も自転車も車も多い中国の道路は、常に混んでいて危ないので、ベルを鳴らすほうが親切かつ安全です。

最後に自転車を返却するときですが、マナーを守って指定の場所に置くことと、降りたあとの施錠を忘れないことです。施錠はボタンを押し下げるだけでできます。

7. 上海でシェアサイクルを使って日本租界へ行こう


日本人にとって身近な中国の都市といえば、「上海」ではないでしょうか。外灘や豫園、上海ディズニーランドなど、有名な観光スポットが数多くありますが、シェアサイクルを使うならちょっと趣向を変えて「日本租界」に行くのもおすすめです。

日本租界と言っても、実際に日本の租界があったわけではなく、アメリカ租界の一部分に日本人が10万人ほど住んでいたエリアがあったそうです。

街のあちこちに戦前の日本を偲ばせる家が建っていたり、日本の地名が取られた通りがあったりと、日本人にとっては興味深いところです。シェアサイクルがない時代は足と体力に自信がなければ訪れにくかった「日本租界」を、シェアサイクルを駆使してぜひ堪能してみてくださいね。

 

 

まとめ

中国の旅行でシェアサイクルを使えば、時間もお金も節約できることは間違いなしです。使い方もとても簡単な上に、店員さんとの接触などが一切ないので、中国語ができなくても使えちゃうところがいいですよね。中国へ旅行を計画しておられるあなたも、スマホにはシェアサイクルのアプリをインストールすることを忘れないでくださいね!それでは今回も最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

 

中国のシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!

1. 中国のシェアサイクル人気の3社とは?

2. ofo社の始まりは北京大学構内用だった?!

3. シェアサイクルの料金がリーズナブル過ぎる!

4. ofoとMobike、どちらがおすすめ?

5. シェアサイクルを利用するにはまずスマホのアプリをインストール

6. シェアサイクルに乗るときの注意事項は?

7. 上海でシェアサイクルを使って日本租界へ行こう

 


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