中国の祝日はいつ?旅行前に読んで現地を快適に過ごそう!

中国文化

中国旅行を計画中の方必見!中国には数え切れないほどの祝日があり、ときにはその祝日のためにレストランが閉まってしまったり、大混雑に巻き込まれてしまったり、知らないとせっかくの旅行が台無しに…。

そこで今回は国家の伝統的祝日を中心に、ちょっとおもしろい中国独特の祝日も盛り込んで、中国の祝日を大特集してみました。祝日を知っておいてその日は避けるも良し、あえてその日に行って中国伝統祝日の雰囲気を味わうも良し、ぜひ旅行計画の参考にしてくださいね。

 

中国の祝日はいつ?旅行前に読んで現地を快適に過ごそう!

 

1. 元旦节/ユエンダンジエ

中国でも1月1日は元旦です。国家の定めた祝日として、1月1日当日のみ会社や学校がお休みになります。

しかし日本人の感覚からすると拍子抜けしてしまうほど、元旦だからといって何もありません。律儀な中国人はお祝いメールを送り合ったりしますが、街の雰囲気もいつもと全く変わりなく、特別な催しもありません。

2. 除夕/チューシ

こちらは毎年旧暦の12月30日に行われる“大晦日”です。旧暦なので、わたし達が使うカレンダーの日付けでいうと毎年変わることになります。ちなみに2018年の除夕は2月15日でした。

国家のお休みにはなりませんが、日本の大晦日と同様この2、3日前からお休みになる会社が多いようです。除夕のメインイベントは夜の花火。早い人は当日日中から爆竹をガンガン鳴らしたりしますが、主には日付けが変わる午後12時前後に街中で花火が上げられ、爆竹が鳴らされます。

花火といっても日本人が想像する花火大会のようではなく、質の良くない打ち上げがあちこちでむやみやたらに上げられるという感じです。その様子はまるで空襲のようでもあり、ピーク時の12時には爆竹の音も相まって、家の中で隣の人と話す声も聞こえなくなるくらいの大音響が響き渡ります。

3. 春节/チュンジエ

その除夕に続いて中国最大の祝日である春節が始まります。この時は法律で3日間のお休みが定められており、企業や学校は基本的に全部で1週間の休暇があります。この時期には皆がお里帰りをするので、北京や上海といった大都市から地方へ向かう汽車はおそろしく混み合います。

また個人でしているような小さな店や食べ物屋、野菜や肉の市場などはみんな休業してしまうので、春節を挟んで旅行を計画する方は要注意です。でも除夕の花火や春節一色になる街の様子は中国独特の風景でもあるので、機会があればぜひ見てみてくださいね。

 

 

4. 元宵节/ユエンシャオジエ

こちらは旧暦の正月15日に当たる日に祝われる祝日です。この日には広場などにたくさんの美しい飾り灯がともされたり、そこに書かれたなぞなぞを解いて楽しんだりする習慣があります。

またこの日には餅粉で作ったお団子の中に小豆やピーナッツで作った餡の入った“汤圆/タンユエン”という甘いおやつを食べることになっています。

5. 三八妇女节/サンバーフーニュージエ

この日は国家の伝統的祝日ではありませんが、中国人はかなり意識している祝日の一つなので、ご紹介したいと思います。

この3月8日に行われる婦女節は、日本ではほとんど知られていないのですが実は国際連合が1975年に取り決めた国際的祝日で、中国ではこの日、全ての女性に半日のお休みが与えられます。半日だけというのがなんとも微妙ですが。。。(笑)

6. 清明节/チンミンジエ

こちらは日本のお盆に相当する祝日で、冬至から数えて108日目、つまり4月5日頃に祝われ、国家の休日として1日お休みになります。この日にはお墓参りをし先祖を偲ぶというのが主な活動です。

7. 儿童节/アールトンジエ

いわゆる“こどもの日”ですね。中国ではこいのぼりを揚げたりはしませんが、14歳未満の子どもたちはこの日お休みをもらえます。毎年6月1日に祝われる祝日です。

8. 端午节/ドゥアンウージエ

旧暦5月5日に行われる端午節です。日本ではなぜかこれから派生した端午の節句がこどもの日とされていますが、そもそも中国の端午節は子どもとは何の関わりもない日で、昔実在した“屈原/チューユエン”という愛国者の命日を記念する日として祝われたのが始まりとされています。

この日は国家指定の休日となり、街のあちこちで“粽子/ゾンズ/ちまき”が売られ、それを互いに送り合うという習慣があります。

9. 七夕情人节/チーシーチンレンジエ

中国ではこちらも旧暦の7月7日に祝われます。日本と同じく伝説では1年に一度この日だけ、牽牛と織姫が再会できるとされています。現代では、多くのカップルがその伝説にちなんでロマンチックなデートを計画する日となっています。

10. 教师节/ジャオシージエ

中国人は教師をとても尊重するので、日本にはないこの“先生の日”なるものが存在します。毎年9月10日に行われます。といっても先生が休暇をもらえると生徒も休みになってしまうので、この日はいつもと変わらず出勤しなくてはなりません。

でもこの日先生は、かわいい生徒たちから感謝のメールをたくさん送ってもらえる特別な日です。中国人の先生方は幸せですね。

11. 中秋节/ジョンチュージエ

中国の大きな祝日の一つがこの中秋節です。旧暦8月15日に祝われますが、カレンダーでいうと9月中頃から10月前半にかけての時期に行われます。

これは国家の伝統的祝日で、3日間の休日が制定されています。日本では中秋の名月のときには月見団子を食べるとされていますが、中国では月餅を食べる習慣があります。この時期にはスーパーでもこの月餅が山と積み上げられ、親族や同僚や友人と送り合います。

12. 国庆节/グオチンジエ

日本の建国記念日に当たるのがこの“国慶節”です。中華人民共和国が正式に成立した日として10月1日に祝われます。

日本では建国記念日に1日休日となるだけですが、中国では春節と並んで7日間のお休みが定められています。春節は家族と実家でゆっくり過ごす人が多いのに対し、国慶節は季節も良い時期で旅行に出る人が多いようです。

13. 光棍节/グァングンジエ

こちらは中国人の遊び心が反映されたお祭り日で、いわゆる“独身の日”です。11月11日、この1が並んだ感じが独身者の様子を表しているということで選ばれたそうです。もちろん国の祝日ではありません。相変わらず結婚と子育てが重視される中国ではありますが、最近では独身を謳歌する人たちも増えてきて、この祝日には独身であることを誇らしく思いながら楽しく過ごすようです。

14. 平安夜/ピンアンイエ、圣诞节/ションダンジエ

そして12月24日の“平安夜”と25日の“圣诞节”です。中国のクリスマスはかなり独特の習慣があり、平安夜にはなぜかきれいにラッピングされたりんごを送り合います。そのラッピングが凝っているかどうかで値段はさまざまです。所変わればクリスマスも変わるのですね(笑)。クリスマスについては、以下の記事に詳しくまとめましたので是非読んでみてください。

中国のクリスマス調査!現地の7つのおもしろ事情!
クリスマスといえば、ツリーにブーツ、クリスマスソング、ケーキ……そんな定番なイメージがありますよね。ところがさすがは中国、そんな定番なイメージを覆す独自のクリスマスの過ごし方があるのです。そこで今回は、中国在住歴5年の筆者が目にした中国のびっくりなクリスマスをレポートいたします!

 

 

まとめ

日本とは違い、中国では伝統祝日にはいろいろな風習があって興味深いですよね。もしも興味のある祝日があれば、そのときを目がけて旅行を計画してみてくださいね。いつもと違う中国独特の雰囲気を楽しめること間違いなしです!

 

中国の祝日はいつ?旅行前に読んで現地を快適に過ごそう!

1. 元旦节/ユエンダンジエ

2. 除夕/チューシ

3. 春节/チュンジエ

4. 元宵节/ユエンシャオジエ

5. 三八妇女节/サンバーフーニュージエ

6. 清明节/チンミンジエ

7. 儿童节/アールトンジエ

8. 端午节/ドゥアンウージエ

9. 七夕情人节/チーシーチンレンジエ

10. 教师节/ジャオシージエ

11. 中秋节/ジョンチュージエ

12. 国庆节/グオチンジエ

13. 光棍节/グァングンジエ

14. 平安夜/ピンアンイエ、圣诞节/ションダンジエ

 


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中国と中国語が大好きな旭日です。長い歴史と豊かな自然・熱い人たちとの出会い、それら全てが詰まった中国の魅力を、実用的な中国語と共に存分にお伝えしたいと思います。

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