中国は気温の低さに加えて空気が乾燥するので、風邪をひきやすい環境とも言えます。そこで今回は、中国の風邪事情や、中国人の風邪に対する考え方など、役立ち&おもしろ情報をお届けします。
中国の風邪事情!在住経験者に聞く6つの役立ち情報!
1. 風邪をひいたら水を飲む!
中国人の友達に「風邪をひいたかもしれない…」と伝えると、「たくさん水を飲んでね!」というアドバイスを受けることが多いです。このように中国には、風邪をひいたときにはたくさん水を飲むという習慣があります。水を多く飲むことで、デトックス効果があり、体の中の悪い菌を体内から排除する作用があるようです。
2. 中国で定番の風邪薬
緑色のパッケージの「999感冒灵颗粒」は中国の風邪薬の定番の1つです。頭痛、発熱、喉の痛み、鼻ずまりなど、風邪の基本的な症状全てに効果のある薬です。顆粒タイプになっていて、お湯に溶かして飲みます。
筆者も中国に住んでいるときに高熱を出して病院にお世話になりましたが、病院からこの薬が処方されました。市販薬なので、街中の薬局でも購入可能です。
3. 中国の医薬品といえば漢方
中国では漢方薬を「中药」(ジョンヤオ)といい、それ以外の西洋医学に基づいて処方された薬を「西药」(シーヤオ)といいます。中国では何千年も前から東洋医学が主流となっていたため、年配の方の中には「西药」を飲むとかえって体調が悪くなるから飲んではいけないと主張する方もいます。
4. 風邪のときに中国人が食べないもの
風邪を引いたときにはお粥など薄味のものを食べて、栄養価の高い野菜を食べて…という習慣は日本と同じですが、中国で風邪のときに食べてはいけないとされるものが、辛いもの、油っこいもの、濃いお茶やコーヒーなどです。漢方薬を服用する場合は特に食べ合わせの悪いものがあるので、処方されたときには、何を食べてはいけないのか服用前に医師にしっかりと確認をしましょう。
それにしても、辛いもの、脂っこいものが多い中華料理。風邪を引いたらほとんどの料理が食べられなくなりますよね。。中国茶も濃くて美味しいものがたくさんありますので、中国で風邪を引いたら目の前の美味しいものを我慢することが一番つらいことかもしれません。
5. あたたかいコーラ?!
風邪をひいたときに出される飲み物は家庭によっても異なりますが、中国で飲まれているとっても意外な飲み物が、生姜入りホットコーラです!もちろん市販で売られているわけではありません。生姜を切って、コーラと一緒に小さなお鍋で煮て作ります。
なんとも不思議な飲み物ですが、風邪をひいたときの飲み物として中国では広く知れ渡っています。
6. マスクをつけて出歩いてもおかしくない
欧米では普段マスクをする文化がないため、日本と同じ感覚でマスクをつけて外へ出ると「感染症が流行っているの?重病なの?」と大げさに捉えられがちですよね。
しかし中国では街中でも日本と同じようにマスクをつけている人をよく見かけます。ただし、日本で一般的な使い捨てマスクよりも、布マスクをしている人が多い印象です。秋以降は大気汚染も深刻になる時期ですので、風邪予防かつ大気汚染対策のためにマスクをつけて外出することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
筆者は中国滞在中に目の当たりにした、生姜入りホットコーラを飲むという習慣が何より衝撃的でした。これから中国で過ごす予定のあるあなた。慣れない環境だとより体調を崩しやすいかと思いますが、今回の記事を参考にして、風邪に負けない体づくりを心がけてくださいね。
中国の風邪事情!在住経験者に聞く6つの役立ち情報!
1. 風邪をひいたら水を飲む!
2. 中国で定番の風邪薬
3. 中国の医薬品といえば漢方
4. 風邪のときに中国人が食べないもの
5. あたたかいコーラ?!
6. マスクをつけて出歩いてもおかしくない