中国は気温の低さに加えて空気が乾燥するので、風邪をひきやすい環境とも言えます。そこで今回は、中国の風邪事情や、中国人の風邪に対する考え方など、役立ち＆おもしろ情報をお届けします。

中国の風邪事情！在住経験者に聞く6つの役立ち情報！

1. 風邪をひいたら水を飲む！

中国人の友達に「風邪をひいたかもしれない…」と伝えると、「たくさん水を飲んでね！」というアドバイスを受けることが多いです。このように中国には、風邪をひいたときにはたくさん水を飲むという習慣があります。水を多く飲むことで、デトックス効果があり、体の中の悪い菌を体内から排除する作用があるようです。

2. 中国で定番の風邪薬

#999感冒灵又感冒了= =
羅小瑾👊さん(@sfc_rj)がシェアした投稿 – 2014年 2月月8日午前5時30分PST

緑色のパッケージの｢999感冒灵颗粒｣は中国の風邪薬の定番の1つです。頭痛、発熱、喉の痛み、鼻ずまりなど、風邪の基本的な症状全てに効果のある薬です。顆粒タイプになっていて、お湯に溶かして飲みます。

筆者も中国に住んでいるときに高熱を出して病院にお世話になりましたが、病院からこの薬が処方されました。市販薬なので、街中の薬局でも購入可能です。

3. 中国の医薬品といえば漢方

#中医 ZhongYi or #中药 Zhongyao is a Traditional style of Chinese medicine built on a foundation of more than 2,500 years of Chinese medical practice that includes various forms of herbal medicine, acupuncture, massage (tui na), exercise (qigong), and dietary therapy. 。 It has many roots that relate back to Chinese Buddhism and Taoism. 。 As seen in the picture aromatic timbers also play a heavy role in Chinese medicine and are used as a balancing effect… mainly agarwood and sandalwood
The Aromatic Harbourさん(@aromatic_harbour)がシェアした投稿 – 2018年 5月月12日午後4時57分PDT

中国では漢方薬を｢中药｣(ジョンヤオ)といい、それ以外の西洋医学に基づいて処方された薬を｢西药｣（シーヤオ）といいます。中国では何千年も前から東洋医学が主流となっていたため、年配の方の中には｢西药｣を飲むとかえって体調が悪くなるから飲んではいけないと主張する方もいます。

4. 風邪のときに中国人が食べないもの

風邪を引いたときにはお粥など薄味のものを食べて、栄養価の高い野菜を食べて…という習慣は日本と同じですが、中国で風邪のときに食べてはいけないとされるものが、辛いもの、油っこいもの、濃いお茶やコーヒーなどです。漢方薬を服用する場合は特に食べ合わせの悪いものがあるので、処方されたときには、何を食べてはいけないのか服用前に医師にしっかりと確認をしましょう。

それにしても、辛いもの、脂っこいものが多い中華料理。風邪を引いたらほとんどの料理が食べられなくなりますよね。。中国茶も濃くて美味しいものがたくさんありますので、中国で風邪を引いたら目の前の美味しいものを我慢することが一番つらいことかもしれません。