中国の習い事特集!在住者に聞く現地の児童に人気な習い事とは?

中国の習い事特集!在住者に聞く現地の児童に人気な習い事とは?中国人

中国にはどのような習い事があるのでしょうか?中国では教育に熱心な家庭が多く、習い事が充実しています。そこで今回は、中国在住10年以上、現在も中国で四児の子育て中である筆者が、中国で人気のある習い事の種類、一般的なワンレッスン毎の費用と時間、短期間だけの受講の可否等について詳しくご紹介します。

 

中国の習い事特集!在住者に聞く現地の児童に人気な習い事とは?

 

1. 中国人にとって習い事とは?

多くの中国人は教育熱心であり、学歴を重視する傾向にあります。放課後には学校の授業内容に即した学習の他にも、様々な習い事をする人が多いです。

主に習い事をするのは、受験生以外の比較的時間にゆとりのある学生が中心になります。一番重視しているのは学業ですが、習い事も重視されており、家庭で楽器等設備を整えたり、大会に参加したりと活動も活発です。

中国人にとって習い事とは、直接受験に関わらなくても、人生をより豊かにし、子どもの才能を発掘、伸ばすものとして捉えられています。

2. 国際化社会に欠かせない英語

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幅広い年齢層で人気があるのが、英語です。英語教育は中国でも非常に重視されており、多くの中国の学校で小学校低学年から英語教育が開始されています。家庭でも英語教室に通ったり、個人の家庭教師をつける人もいます。海外に出て行く中国人も多く、華僑のネットワークが世界各地に広がっています。

世界的なビジネスをする上でも、海外留学をするにも欠かせない英語は中国人にとっても必須科目でしょう。中国語と英語ができれば、世界でコミュニケーションできる範囲や、チャンスがぐっと広がること間違いなしです。

筆者の周りの中国人も英語レベルが高い人が多く、発音も上手です。レッスンはマンツーマンも、グループレッスンもあります。ネイティブの先生がいる教室が多い点も、中国の英語教室の特徴です。筆者は一時期ヨーロッパの先生のプラーベートマンツーマンレッスンを受けていましたが、90分で250元でした。支払いは毎回授業終了時に現金で手渡していました。

なお、中国で英語がどのくらい通じるかを以下にまとめていますので、旅行前に一読しておきましょう。

中国で英語は通じない?現地で苦労しないための8つの注意事項!
お隣の国、中国では英語は通じないものなのでしょうか? また、もし英語が通じるとすればどこなのでしょうか? 今回は現地で苦労しないための8つの注意事項についてご紹介していきます。これから中国への旅行を予定している、出張に行く予定がある、等で不安を感じていらっしゃる方は、ぜひこれを読んで参考にしてみください!

 

3. 年齢問わず始めやすいピアノ

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音楽は、赤ちゃんを対象とした早期教育からも取り入れられており、音感だけでなく、空間能力の向上など脳の発育に効果があるとされています。中でもピアノは幼少期から習うことが可能で、幅広い年齢層で、人気のある習い事です。家にヤマハのピアノがある中国の家庭も少なくありません。

一般的にマンツーマンでレッスンを行います。筆者の子どもは現在マンツーマンのレッスンを週に一回受けていますが、45分で125元です。20回分、2500元を最初に支払いました。

 

 

4. 誰でも習いやすい絵画

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楽器を習う場合、自宅での練習に際して楽器を購入しなければならず、高額であったり、場所を取る、防音室がない、と言った問題が付随しますが、その点、絵画は習う人にとって負担少なく、始めやすい習い事です。

中国でも非常に人気のある習い事で、早期教育の時期から成人まで多くの人が習っています。一口に絵画と言っても子どもを対象としたお絵描き教室から、中国伝統の中国絵画を習うコース、アニメ画コースなどなど選択肢も豊富です。筆者の子どもが通っている絵画教室は90分間のグループレッスンで一回70元です。

 

5. 最近増えてきたスイミングスクール

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筆者が中国に住み始めた10数年前はスイミングスクールを見かけたことはありませんでしたが、ここ数年、筆者が今住んでいるアモイでスイミングスクールが増加しています。

中国では水泳教育が行われていない学校がほとんどです。プールがある学校も非常に少なく、水が怖い、泳げない人が多いのが実情です。なので、水泳をマスターしたければ、コーチを探して個人レッスンする、という方法が今までは一般的でしたが、スイミングスクール増えたおかげで、より低コストで、システム化された内容のレッスンを受けることが可能になってきました。

体力づくりに、自分の身を守る技術として、スイミングを子どもたちに習わせる中国人が増えてきています。

なお、中国の運動会について以下にまとめています。ぜひこちらも一読してみてください。

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日本ではどの学校でも行われる運動会ですが、そもそも運動会が行われる国の方が少ないのが実情です。では中国の運動会はというと、実は学校行事としてしっかりと根付いています。そこで今回は、ちょっとばかり日本の運動会とは違う、中国の運動会について詳しくご紹介します。

 

6. 男子に人気のあるドラム

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ピアノは男女ともに人気がある楽器ですが、特に男子に人気があるのがドラムです。筆者の周囲の中国人男子学生のなかではドラムを習っている人がたくさんいます。見た目も、音も力強いドラムは小学低学年くらいから習うことが可能です。それ以前の幼児では、演奏時に必要となる身長が足りず、また耳への影響を考慮して、おすすめできません。

ただ自宅で練習しようとする場合、ドラムセットを用意する必要があるので、費用や、場所、防音設備の面でハードルが高い楽器です。

 

7. 中国ならではの古琴

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flickr.com/photos/kafka4prez/

日本ではあまり見かけませんが、中国の古琴は音色が美しく、オリエンタルな魅力溢れる楽器です。この楽器は女子が習うことがほとんどで、発表会の時などに、中国の伝統的な服装をして古琴を弾く姿はタイムスリップしたような美しさがあります。

日本では体にぴったりとしたラインでスリットの入ったチャイナドレスが有名ですが、中国唐時代服装、唐装(タンジュアン)はもっとゆったりとしたデザインの服装で、子どもでも着用しやすいデザインです。

 

8. 習い事の王道バレエ

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日本でも人気のあるバレエですが、中国でも高い人気を誇る習い事です。主に女子が習い、姿勢を良くし、スタイルが良くなると考えられています。中国人は真面目で勤勉な人が多く、学業も真剣に取り組みますが、習い事も同じように真面目に練習する人が多いです。子どもの親たちも先生選びから、道具選び、日々の練習等おろそかにしない人がたくさんいます。

バレエレッスンは一般的にグループレッスンです。中国では長年一人っ子政策が採られてきましたが、それでも日本よりも街で見かける子どもの数が圧倒的に多いです。あちこちに子どもたちがいて、特に学校の付近では習い事教室が立ち並んでいます。中国のバレエ教室は学校の近くに必ず一軒はあるメジャー習い事です

 

9. 中国人でも補習する人が多い中国語

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父母ともに中国人であっても、小学校低学年から補習に通う人が多いのが中国語です。現在中国で使用されているのは、簡体字と呼ばれる漢字で、日本で使用されている漢字よりも画数を省略した簡略式の漢字です。日本では漢字、ひらがな、カタカナの三種の文字で言語を表現しますが、中国では全て漢字です。漢字の種類も非常に多く、1文字1文字の読み方を覚えなければならず、習得に時間がかかります。

また、中国では小学校低学年から唐や宋の時代の古詩を暗記する宿題など難しいものも多いので、中国語の補修に通う子どもが多いです。中国の子ども以外にも、中国で暮らす外国人も中国語を習う人がたくさんいます。中国では英語が通じにくい地域もたくさんあり、中国語ができないと生活が不便である場合が多いので、筆者の友人の在中日本人の多くは、中国語のレッスンに通ったり、家庭教師を雇って学習しています。

 

10. 難易度が高めのバイオリン

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筆者の子どもは中国にあるインターナショナルスクールに通っていますが、学生の中で習っている人が多いのがバイオリンです。バイオリンはピアノと比較すると音をうまく出せるようになるまで時間がかかり、難易度が高めの楽器だと習っている子どもの親が言っていました。

男女比は同じくらいの印象を受け、持ち運びが比較的楽な楽器です。一般的にはマンツーマンでレッスンが行われています。

 

11. 赤ちゃん時期から始める早期教育

中国では長年一人っ子政策がとられてきた結果、一家庭における子どもの数は多くありません。現在では一家庭において一人から二人の子供がいる家庭がほとんどです。中国では赤ちゃんのことを宝宝(バオバオ)と呼び、宝物という意味の言葉と同じ漢字を用います。数少ない子どもを父母、父方母方の祖父母、計6名の大人が養育するので、日本の子供よりも家庭内での子どもの生活に大人が関与する割合が高いです。

このような状況の中、生まれてすぐから早期教育に勤しむ家庭も少なくなく、音楽、運動、言語などなどバラエティに富んだカリキュラムが用意されています。

 

12. ワンレッスンあたりの費用と時間

習う内容や先生のレベルにもよりますが、マンツーマンレッスンでは一般的にワンレッスン45分前後である場合が多いです。習い事をするのは多くの場合子どもたちがなので、あまり連続して長い時間は集中力がもたなくなります。

費用は150元前後であるとこが多いですが、先生によってはワンレッスン数百元という高額レッスン費用のこともあります。バレエやスイミング、絵画教室では複数人でレッスンする場合が多く、その分費用が低く、時間が長い傾向にあります。

 

13. 短期間だけでも習うことができるのか?

中国の習い事では先に一定回数のレッスン費用を支払うことが多く、日本のような月謝で支払うことはあまりありません。日本では月謝を銀行口座から引き落とすこともよくありますが、中国では経験したことがありません。

レッスン費は10回でいくら、30回でいくらというふうに決められており、購入するレッスン回数が多くなるほど一回ごとの費用が安くなります。短期間だけ中国で習い事をすることも可能ですが、一回あたりのレッスン費用は割高になります。しかし、中国の習い事では、ほとんどの場合中国語でレッスンが行われるので、中国語が分からないと難しいかと思います。

中国語が初めてという方には、中国語自体を学ぶレッスンや、英語でのレッスンがおすすめです。

 

 

まとめ

いかがでしたか?
中国の習い事について理解が深まったかと思います。ご紹介した中でも、中国語や英語は成人にもおすすめの習い事です。

また、中国の習い事はプリペイド式の支払いが多く、最初に回数分の料金をまとめて支払います。レッスンの方式は比較的融通の効く場合が多く、マンツーマンレッスンも豊富です。例えば夏休みだけの受講が可能な場合も多いので、夏休みなど長期間のお休みに是非トライしてみてくださいね。

 

中国の習い事特集!在住者に聞く現地の児童に人気な習い事とは?

1. 中国人にとって習い事とは?

2. 国際化社会に欠かせない英語

3. 年齢問わず始めやすいピアノ

4. 誰でも習いやすい絵画

5. 最近増えてきたスイミングスクール

6. 男子に人気のあるドラム

7. 中国ならではの古琴

8. 習い事の王道バレエ

9. 中国人でも補習する人が多い中国語

10. 難易度が高めのバイオリン

11. 赤ちゃん時期から始める早期教育

12. ワンレッスンあたりの費用と時間

13. 短期間だけでも習うことができるのか?

 

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